前回、初めての社会人キャリアとなるアパレル派遣業について書きました。これはこれで楽しかったのですが、20歳という区切りの歳もあり、正社員への道を歩んでいきます。
僕が入社したのは今でも存在する某アパレル企業です。当時の年商は確か320億。1代で当時の社長が気づいたアパレル企業だったんです。とは言っても最初から正社員とはいきませんでした。
入社半年はアルバイトからスタート
僕も社長になってよく分かるのですが、初めの半年はアルバイトからという雇用形態。野党側のリスクも考えるともし変な人を雇ってしまった場合、会社としては致命傷になりかねません。それを思うと最初の半年アルバイトと言うのは凄く理解できるのですが、雇われる側からすると凄くきつい。
時給制のメリット
僕が当時感じたまんまの事を書いておきます。
- 気分が楽
- 休みが取りやすい
時給制のメリットって、当時の僕からするとあまりありませんでした。特に東京で一人暮らしをしているとお金がかかります。アルバイトのメリットで言うと僕は凄く気分が楽でした。アパレルは個人売上があるブランドも多いと思いますが、僕の会社もありました。
でも、アルバイトという事で予算に到達出来なくても比較的ゆるさえる事も多く、そう言った意味では凄く楽でした。
また、当時バンド活動がメインだった事もあり、休みが取りやすいというのもメリットになりました。このアルバイトだと休みが取りやすいと言うのは企業によります。オフィスワークになるとそうも行きません。なので誤解しないで下さいね。
時給制のデメリット
- 休んだ分だけ給料が減る
- 連休があると生活できない
- ボーナスが無い
僕はこのデメリットが生活を直撃するのでアルバイト自体は全く考えてませんでした。正社員前提という事がなければアルバイトは選んでませんでした。アパレルの場合、年末年始も比較的仕事の場合も多いし、世間の連休中はむしろ稼ぎどきだったのでシフトは沢山入れました。
僕が働いていた企業はボーナスが「夏」「冬」「決算」と3回あったので、早く正社員になりたくてしょうが無かったですね。額自体は多く無いですが3回となると違いますからね。
半年を無事勤務し、正社員へ
さて、この時20歳です。
初めての正社員という事で結構緊張していた事を覚えています。ここから僕のビジネス感が変わっていく事になるのですが、独立して会社を立ち上げたのが46歳。26年後です。
ただ、この会社で学んだ事や経験した事が凄く役にたっているのは確かなんです。この後IT業界に転職をするのですが、アパレル業が楽しくてEC事業に今でも携わっていると言っても過言では無いです。
初めての正社員時の待遇
- 年収300万
- 月給21万(ボーナス3回)
- シフト休(月8回)
- 交通費支給
- 生命保険、年金あり
決して悪くなかったと思います。
ちなみにこの会社を見つけた求人誌はフロムAだったと思います。
月給21万が凄く高く感じた21歳
正直、手取り21万が良いのか悪いのかもわからない世代でした。個人的には凄く満足のいく給料だったと思っています。人生初の年収は300万強です。当然決算ボーナスなどがあるので年によって変動してました。
給料って額面だけだと表せない部分がありますよね。ライフタイトルとの兼ね合いが取れていれば全然満足ですし、逆にストレスが多ければ幾らもらっても満足できない場合があると思います。この辺りは経営者として注意しないといけないですね。
まとめ
ここまでが僕の非正規社員としてのキャリアです。こうやって会社の社長になってから、自分の経歴を書いていくのは不思議な感じです。ただ、過去を思い出しながらダメだった部分は自分の会社ではやらないので、良い頭の整理になっています。
また、どこで自分の人生のベクトルが決まるか分からないですね。この時のこの会社があったから僕はIT業界にきてもECを続けてます。ある意味感謝です。