20代-盲目期-

アパレル業(最終話)29歳で悩み30歳で転職決意。異業種への転職の期待と不安。

19歳で入ったアパレルの仕事も気がつくともう10年目。僕はこの時29歳になっていました。人生で初の正社員を経験し、その後中間管理職である店長へ。そして会社の要望とスタッフの育成に苦労しながらもなんとか降格もせず未だにブランドの中心店舗の店長を続けていました。

アパレル業にいる方であれば分かると思うのですが、店長の次に目指すものはその企業によって違います。大きな企業であればエリアマネージャーなどの役職になると思うのですが、当時僕が働く企業ではその役職はありませんでした。

なら何を目指すかと言うと、本社に上がってブランドの営業担当をします。僕はどうしてもその役職に魅力を感じる事ができず、本格的に自分の未来(転職)を考えるようになっていました。

やりたい事はある、でも異業種への転職が本当に怖い

バンドをやる為、18歳で単身千葉県から東京にやってきました。僕のバンドはバンドブームの流れが終わり、宇多田ヒカルさんのようなアーティスト、モーニング娘。のようなアイドルが出てきた時代。

僕は24歳でバンドを辞めてそのまま仕事に打ち込むようにアパレルの店長へ。そこから5年経過。

この時、次にやりたい事は絶対時代のニーズにあったものにしよう!そう考えてました。29歳になった僕の転職先はIT企業と決めていたのですが、それに伴い不安もありました。

転職するなら伸びてる業界へ

僕が転職先をIT業界にした理由は以下です。

  • 将来会社を作りたかった
  • 業界が伸びているのはニュースなどで知っていた
  • ITで再度音楽ができるかもしれないと言う可能性にも期待

当時、IT業界で若くして社長になり成功している人達がフォーカスされていました。そんなニュースを見る度に僕も絶対自分の会社を作ると言う野望を持っていたんです。なので他の業界に目移りする事なく、29歳になる頃にはIT業界に転職すると言う気持ちが固まっていました。

30歳の転職前に考えた転職の怖いところ

最後に転職したのが20代前半です。そこから同じ企業で働き、世間をしりません。ましてや異業種となると尚更です。僕がこの転職で怖かったのは…

  • 本当に正社員で転職できるか?
  • 転職先の上司が歳下が嫌だ
  • 自分が使えなかったらどうする?

そこで少しでも自信を持って転職できるように、僕はWEBデザイナーの学校に通う事にしたんです。

30歳になりアパレルを退職、そしてまた学生へ

自分になりに考えた結果でした。また、社会人が学び直しで学校に行く際、雇用保編を過去数年ちゃんと払っていれば、国から給付金が出ます。僕も学費自体は60万程度だったのですが、給付金で40万近く戻ったのを覚えています。

最初はアパレル業をしながら夜に学校とも考えたのですが、拘束時間が長く難しく30になると同時に退職しました。

昼は派遣社員、夜はWEBデザイナーの学校生活を1年

この時、僕は昼に時給が良い派遣社員を選択。モバイルサイトの運営の会社に派遣社員で入社。それが今で言うFURYU株式会社(前オムロンエンタテインメント株式会社)でした。

昼にモバイルサイトの事を働きながら勉強し、夜にはWEBデザインの事を学ぶ生活を1年。学校はいつ行っても良かったのですが、自信の無さや不安もあり毎日のように通っていました。

でも、この時のこの選択は良かったと思っています。当時のIT業界は実務経験が無いと入社が難しく、いくら学校に通っていたと言っても戦力になりません。IT業界は今考えても実務経験ありきなんです。

生活は苦しかったのですが、凄く充実していたんです。この時は。素直に楽しかった。

WEBデザインの学校と実践の違いを実感

学校に通いながらサイト運営の仕事をしていた僕は、学校で習う事があまり役に立たないと言う事を肌で感じていました。正確にお伝えすると、役にたた無いと言うよりは学校は基礎、仕事は実践なので知識が学校のものだとついていかないんです。

HTML1つとっても仕事でみるHTMLは学校では見た事無いコードばかり。焦りましたが、反面仕事してて良かったとも思った瞬間です。

ちなみに1年で学校を卒業するので、派遣社員も1年で退職と決めてました。いざ退職する時、この企業の方から社員にならないか?とお誘いを受けたのですが、当時無知だった僕は断ってしまいます。(この事を未来に凄く後悔する事になるんです。。)

そして本格的な転職活動へ

1年が経過し、無事に学校を卒業しました。

WEBデザインのスクールでは、授業内で作品を作ります。これは転職活動で使えるようにと言うものなんですが、それ以前に転職はかなり難航。これは次回の記事で書きますね。

ここから僕の不遇の時代に突入します。

まとめ

アパレル業界での僕の経験とキャリアをここまで書いてきましたが、意外と鮮明に覚えている事にびっくりしました。それだけ僕の中では印象深い会社でした。

ちなみにこのブログの20代のカテゴリーを盲目期としたのは、世間をあまりにも知らなすぎたからなんです。その盲目期を経て、今度は低迷期へ(笑)

ここから怒涛のIT業界の経験に入っていくのですが、当時はブラック企業はばかると言う感じでIT業界は悲惨でした。残業なんて当たり前。でも給料は見込み残業という意味がわからないシステム。

次回からゆっくり書いていきますので楽しんでくださいね。

代表取締役社長
株式会社トゥエルブ
株式会社トゥエルブの代表取締役の山根と申します。メイン事業はECコンサルティング企業です。弊社の事業の1つとしてメディア・ブログ事業を始めましたので、私の経歴を元ににした転職ブログを立ち上げました。生きた意見を執筆するをモットーにブログのライティングを頑張っております。皆様、宜しくお願いいたします。
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